電柱のアネクドート

足もとに突き立てたスノーダンプの先端が、バキッという音をあげて割れた。まさか、と思いながら雪面に触れてみる。圧雪された上に気温が低下して、氷になっていた部分だった。ちゃんと確認しておけばよかった。

こわれた破片を拾いあげ、家の前でしばし立ち尽くす。先が思いやられた。今年の冬は、まだはじまったばかりだというのに。 つづきを読む “電柱のアネクドート”