ミツバチの事情

身近に養蜂家の知り合いがいれば、ハチミツに興味を持った人間が最初にとる行動は、その人に対してこうお願いすることかもしれない。「ハチミツをつくっているところを見せてください」。

しかしそんなお願いをしようものなら、「私たちがハチミツをつくっているわけではないですよ」と、真顔で返されてしまうのがオチだろう。ハチミツをつくっているのは養蜂家ではなく、ミツバチなのである。 つづきを読む “ミツバチの事情”

「一寸」の雪虫にも五分の魂

一匹の黒い虫が、2月の冷たい雪の上を歩いている。6本の足を必死に動かして、すこしでも早く前へ進みたがっているようだ。

周りを見ると、どうやら一匹だけではないことがわかる。近くにも何匹か仲間がいて、そのどれもが、雪の結晶をかきわけながら、同じひとつの方向を目指してまっすぐに進んでいる。いったいどこへ向かおうというのか……。 つづきを読む “「一寸」の雪虫にも五分の魂”